Labo-A作品No.1 『Seaguardian —新人魚伝説—』設定集・2

寺岡 知彦(てらおか ともひこ)

 14歳。小学生の時、海で溺れたところを人魚のアズミに助けられて以来、アズミに恋心を抱くとともに、竜美島の海の美しさに目覚める。それ故に海を汚す、竜美島MWP(メガロ・ワンダー・ポリス)建設、その親会社の天城グループを快く思わず、アズミが天城グループに奪われると彼女を救うために単身、竜美島MWPに乗り込む。

 私の作品は「ある出来事(事件)によって主人公が何かを学ぶ」というスタイルをとることが多いので、主人公がさしたる特徴もなく一番地味だったりするのですが、知彦君もそんな一人です。それを示すかのごとく、この設定図。以後二人を含めすべて鉛筆描き(笑)。

 アズミさんとはえらい違いだなぁ…。

寺岡 雄三(てらおか ゆうぞう)

 知彦の父。竜美島海洋生物研究センター所長。海洋生物学の権威であるが、発見された人魚を、その神秘性を重んじ世間に公表せず海に帰そうとするロマンチストの面も持つ。妻とは死別し、以後知彦を男手一つで育て、知彦の人格形成に大きな影響をあたえている。

 この作品で一番気に入っているキャラクターです。「父さんが専門家だから…」「父さんが安全基準値を…」と父親を引き合いに出す知彦君。息子に尊敬されていることを、お父さんは自覚しているんでしょうね。だからこそ、知彦君の前で天城会長に対し毅然とした態度をとる。

 「な〜に、おまえのような人間がいる限り大丈夫さ」のセリフには、息子を信用できる人間に育て上げた、父親としての自信があらわれているのです。

倉田 信吾(くらた しんご)

 竜美島海洋生物研究センターでは副所長的存在。人魚を巡って恩師の寺岡雄三と対立、独断で人魚発見を公表し、天城グループに身を寄せる。

 本当はとてもいい人なのに、己の探求心に火がつくと周りが見えなくなる…。ある意味で一番学者らしい人物かもしれません。

 本編では呼ばれませんでしたが倉田さんの名前は「信吾」といいます。