1954年に映画『ゴジラ』が公開されて以来、怪獣映画は日本のお家芸となりました。特に「怪獣もの」以外も含め全盛期だった1960年代の日本特撮映画の、多くのアイディアを確実に映像化したそのエネルギーには、あこがれを感じることもあります。幼い頃には怖くて観られなかった(笑)これら映画の映像や演出に、私の漫画も多大な影響を受けています。
「だったらいっそのこと怪獣ものを描いてみよう」と思い制作したのがこの作品です。『Seaguardian —新人魚伝説—』も「まるで昔の特撮映画の様な話」でしたが、今回はさらに突き詰めてみました。
なお作品の中で理論や学説などが出てきますが、もちろん、本気にしてはいけません(笑)。
深いことを考えず「しょーがねぇなぁ…」とか「そんなわけねぇだろ!」と突っ込みながらご覧ください。でも決しておちゃらけて描いてはいませんので、ご安心を。