この作品は『彼らヤマタイ国より』の続編です。また『Seaguardian —新人魚伝説—』と物語がリンクしていますので、本作の前にそれら2作をご覧になることをお勧めいたします。
「怪獣物を描こう」と思い制作した前作『彼らヤマタイ国より』。登場したヤマタノオロチも、当初は高層ビルに巻き付いたり尻尾を振り回したりと怪獣らしく暴れ回る予定でしたが、古事記にある『八つの山と八つの谷を這う大きさ』の記述に「とても数百メートル単位の大きさではないな」と思い大きさを一ケタ増やした結果、巨大になりすぎて動かしづらくなり、怪獣ではなく単なる移動砲台となってしまいました(笑)
怪獣物としては反省点が多い(というか、失敗な)前作となりましたが、オロチ巨大化と共に物語も制作途中で新たな構想が生まれ、続編である本作へと広がりました。
前作同様、作品の中で理論や学説などが出てきますが、やっぱり、本気にしてはいけません(笑)。
これまでのすべての当サイト掲載作は、先にひとまず物語の全話最後までネーム(絵コンテ)を作り修正しつつ制作を進めてきましたが、今回は大雑把な構想(粗筋)を考え一部分数エピソードの仮シナリオを書いたのみで制作を開始しました。物語が進むにつれ構想から違った展開をみせる可能性もあります。作者自身もそれを楽しみにしていますので、よろしければお付き合いくださいませ。